学校
授業が始まってそろそろ一ヶ月。何とかペースも馴染んできた。
ソロ、デュオを中心に。との要望だったが生徒を見てみるとやはり基礎が弱いため、基礎基礎基礎!のブートキャンプで行くことを宣言。
基本的なテクニックのエチュードを3つ渡しそれをひたすらコピーする。それに際し下手に各自でアレンジするよりとにかく細かくコピーしろと。
壁ひとつとっても、最初の歩きから壁を発見するところから壁を触る際の手以外の体のあり方等取り出せばやるべきことは山のようにある。それを徹底的にやるのである。普段マイムのWSなんて時はそんなこといわずに「おお!壁見えてるよ〜」とか「すごいな〜」とかいったりして、それは一回限りのWSでスピリットを伝える上では十分なのだが、ここは学校である。ここでムチを振るわないでどこで振るうんじゃあ!とばかりに細かく分析し教えている。
僕にとってもこんなに細かく教えるのは初めてのことで今さらながらに勉強し直しているが、三つ子の魂百までとは言ったもので体に染み付いた芸が身を助けている。すっかり忘れていたものもあるけど、思い出すとほぼ何とか見せることは出来て。
「ここどうやってんの?」と聞かれれば「こんな感じ」と見せ、「次のタイミングは?」と言われれば「こんなタイミングで次に行く。ひとつ前のきっかけとはこれくらいの差があるよ」なんてやってみせたり図を描いたり。
小さな本番が毎日ある感じだが、それもいい経験だよな。生徒たちもほぼ毎日他の生徒の前でやる小さな本番を行なっているわけで、自分が態度の面でもお手本にならないとと思いつつやってます。ま、いってもみんな習いたいから来ているわけで、見たいからやれば受けるしリアクション抜群のお客でもあるんだけど。
6月の頭に一度他の先生に見せる本番を設定し7月は他素材も含めそれぞれに発展させてもらおうと考えていて、スケジュール的にもちょうどいいかと。
来週はいよいよプラハに行くので生徒はそのためのリハーサルもやらなければならずひいひい言ってますが、それもまたいい勉強。
がんばれよお。