再演

金曜の生徒発表をシアターハウスで再演。
生徒たちには本番の機会が数多くあったほうがいいと思いガビと相談して決めた。本番で学ぶことっていっぱいあってね。特にコメディなんかはどんだけ稽古したところでライブで受けてナンボの世界でしょ。100回説明してもわからない「間」とかタイミングって本番だと一発でわかるから。ウケた!スベった!てね。特にウケたときの感覚って絶対に忘れない。それを体感出来る貴重な機会なわけね、本番て。
あとは学校の外でやるってことも大事だなと。シアターハウスにある劇場は小さいながらもやはりリアルシアターですよ。学校とそりゃ雰囲気も違うわけ。スタッフも専任だしさ。そういったことも是非体験するべきと思って。
午後一で学校でリハーサルを行う。そこでまた問題勃発。オープニング明けの一発目を飾る生徒が「昨日湖で泳いでいたら肩がつって医者に行ったら動かない方がいいと言われた!」と電話。もうこっちも慣れたもんで「おおそうか。残念だけどゆっくり休んで」と告げ他の子に代役を頼む。先週「アタシもう無理」といって本番直前に撤退した別の生徒は「今日は大丈夫!アタシやるわ!」とゴキゲン。何故だか知らんが回復したらしい。「ああそうかよかったね」と仏の心で答えアンサンブルに混ぜる。「気分はもう幼稚園」ですよ。みんなも心が成長したいとき、もっと大人になりたいときはベルリンのマイム学校で教えるといいよ!
そこから劇場に移動していい雰囲気の中ランスルーを終え本番に臨む。先週よりもそれぞれ密度も上がりいい緊張感と程よい緩さで演目は進む。ま、基本沸点低めのベルリンオーディエンスに助けられつつ最後まで到達。終わってもみんな帰らずそれぞれに話の花が咲いていたことからも盛況であったことが伺えた。僕もワインを飲みつつ生徒たちと健闘を称えあう。こういう瞬間を味わうことも大事な過程のひとつ。
生徒の皆さんお疲れさまでした。
あ、記念写真取るの忘れた!