New Perspective

無事に3回公演終了。
WS参加者を含めるとざっと40名以上の参加ダンサーが出演した今回のプロジェクト。30分ほどの地元選出ダンサーでのクリエイション作品と三日間のWS参加者(大人&子供)によるショウイングと僕の短いソロ作品の3本立てと盛りだくさんだった。あ、途中に全員参加のミニムービーもあり。ミニとは言っても本格的でちゃんとロケ撮影もあったのな。怒濤の2週間でしたよ。結局また宮島には行けず、だったけど。
その中でも特に子供のエネルギーには改めてびっくりさせられた。WSでは疲れるだろうからと途中休憩を入れたが、休憩時に走り回る!休憩じゃないじゃんと呆れていたら、主催者から子供は動いて遊ぶのが休憩になり落ち着くのだ、と経験者ならではのお答え。う〜む、深いなあ。当日はWS発表は大人と一緒に舞台に立ったのだが、大人だけのパートがあったのね、(子供には)難しいだろうからと。けど、横で見ていてあっという間に振りを覚えてしまった子供多数。物覚えも確実に大人より早い。まったく「恐るべき(は)子供たち」よね。
あと、打ち上げで聞いたいい話があってね。
本番のスタジオが一階にあって2階に楽屋があったのだけど、その楽屋からスタジオの舞台裏にすぐ入れるようになっているのね。そこから稽古を覗けるわけ。で、WS発表参加者が休憩している最中にクリエイション組の場当たりをやっていてね。本番直前という事もありかなりヒートアップした雰囲気だったわけ。僕もフルスイングで怒鳴っていたらしく、その様子を子供たちが覗いていたんだってさ。普段自分たちに怒っている先生(子供たちの多くは主催の方の教え子ね)が思いっきり怒鳴られているという大人たちの必死な状況を見て、子供たちの目が変わっていったと引率していた係の人が話してくれた。観客に見せるとはどういう事なのか、肌で知ったということでしょう。それって最高の教育じゃない?言うより後ろ姿で何かを伝えた瞬間で何よりのメッセージですよ。ハードだったけど、この話を聞けただけでもやってよかったと思えたな。