今回のショウイングはあくまでも稽古場公開という扱いで本格的な公演ではないのだがそれでも準備はそれなりに必要なわけで。
朝からますださんとともに照明のチェック。基本のつり込みは出来ていて幾つかの調整のみで済んだ。
生徒は午後からリハーサルだがここで問題勃発。一人の生徒が朝突然盲腸になり緊急入院。メールをもらってから急遽代わりの人でデュオ作品をまとめることに。プログラムも書き直し。夕方から劇場出の通しを行なう。なんとか流れが出来たところでもう一人の生徒が「アタシ帰る」と泣きながら訴えてくる。5月に入った新しい生徒でちょっと気持に不安定なところがあるらしく時々そんな感じになる。話を聞くと「何故だか涙が出て止まらない。アタシ今日舞台に立てない」と。おお、とうろたえるが無理強いしても仕方ない。幸いにアンサンブルだけの出演だったので「無理しないでいいよ」と伝え窓際に連れていきほっておく。結果本番前に帰った。わりと驚く展開だがもしかして日本の学校でも割りとこういうことはあるのかもね。教師も大変だなあ。
本番は僕の知り合いも多く来てくれてありがたや。僕は幕間で仮装大賞の欽ちゃんよろしく軽くコメントを挟みタイトルを紹介した。一気に見せるとそれこそ公演になってしまうと思い。生徒たちは皆本番の出来が一番良かった。集中しつつも硬くならず。観客のいい空気に助けられそれぞれの思いが羽ばたいていった。
ご来場のみなさまありがとうございました。
生徒の皆さん。おつかれさまでした(これ、いい英語ないんだよね〜)