福岡初日&二日目

昨日夕方の便で福岡着。麻世の妹が福岡で働いており彼女の家にお世話になる。字幕の操作も手伝ってもらうことに。家に荷物を置き劇場に向かう。英語字幕用のスクリーンの仕込みで。
事務局の横山さんは随分昔に世田谷と福岡でWSをして以来の久々再会。スウェインさんも2010年のモノクロームのツアー以来でよろしくおねがいしますとご挨拶。スクリーン用のフレームは無事に届いており最後の組み立てと幕張りをやる。小一時間ほどで出来上がり舞台監督に渡す。広島から参加の玖島さんと合流。彼女は今日リハーサルだったとのこと。一緒にいた「太めパフォーマンス」のお二人ともご挨拶。短い時間だったが色々話が出来て緊張も解けてきた。若い作り手と話すのも久しぶりだったなあ。

二日目の今日(12日)は自分たちのリハーサル。今回持ってきたNoteは全編喋りっぱなしでしゃべっているその人の動きを「キャプチャーする」という趣向なのだがその喋りを伝えるために英語字幕を作成した。午前中に字幕用英語の手直しとリハーサルをやって劇場入り。スクリーンに映す件は問題無し。後はタイミング。この字幕だが作ってみるといろいろと難しい。当然ながらほとんどのお客さんが日本人なので日本語で問題ないのだが英語字幕が出るとそれで先に情報がわかっちゃうのね。割とセンテンスを切って短いタイミングで(どうしてもという時以外はほぼ一行で)出すように作ったんだけどそれでも英語と日本語の構造的な違いからオチが先にきてしまうことも何カ所かあってそれは見る側のテンションを下げかねない。それに字幕が切り変わるとその変化も動きのリズムに影響するから例えば「タタン、タン」と組んでいるリズムのところが「タタン、タン、タン」と崩れてしまうのね。それは観客は意識してない範囲のものなんだけど絶対に影響するのよ。これはどこかで割り切るしかないなあと思いつつも、作品全体の構成がA-A'-B-B'というような構成だったので繰り返す箇所は字幕を削って動きに集中してもらうように直す。難しいがいい勉強にはなったなあ。とは言っても主に麻世がバリバリと翻訳したわけですが(ネイティブチェックも友人にしてもらいました)。ここらへん実際に見てないと何がなんだかって感じだと思うのですが、ま、何となく雰囲気が伝わればと思って書いてます。

夜はオープニングのレセプションパーティがあるのだがその前に絶対に食べて帰りたいモノがありその店に立ち寄る。それは鶏皮のお店!以前こちらの人に連れてきてもらって感動した鶏皮のタレ焼きで東京ではほとんど見かけないため伝説の一品と化しているのだが運良く別チームが予約を取ってくれて紛れ込む。これがその鶏皮だあ!

憧れの鶏皮を両手に持ち勝ち誇る麻世。

これが外がカリカリながら中がもちもちで大変に美味しいというかお酒に合う、俗に言う「卑怯な味」の食べ物。みんなでばくばく食べるがお会計をすると「え?」というくらいお安く一同驚く。福岡懐深え。
時間になったのでそそくさと店を後にメインのパーティ会場へ向かう。ここらへんなんだかパーティピープルみたいですが実際その通りだよな。ほぼ全出演者が一同に会し盛り上っておりお酒を頂き突入。初めての人も多く声を交わす。


小さなフェスティバルだけにみんなの顔が見える規模でこういう風に触れ合えるのも素晴らしい。明日はいよいよ本番ということで早めに中座。