サマータイム

今日は夏時間最後の日。今日の夜3時に1時間ずれて日本との時差は8時間に。夏時間の終わりを惜しむかのように各地でイベントが行われており。ノイケルンにあるスタジオで行われているイベントにWS終わりで向かう。
TATWERK FESTIVAL
10分くらいの出し物(と呼ぶのがお似合い)が夜中まで用意されて間に休憩を挟みつつ行われる。お芝居あり、ダンスあり、フィルムあり、音楽ありとなんでもあり。入場無料。内容は玉石混合と言えば聞こえはいいが、果てしなくワケがわかんないものも多し。
しかし、そんなことは問題じゃない感じが。
みんな集まって知り合いに会ったりなったりして楽しむのが目的なんだろうね。これから始まる長い夜の季節を楽しく過ごそうよってな心持ちといいましょうか。人がなぜ集まるかという目的が「作品を鑑賞するため」じゃないのよ。まず集まる、ってのがあり、その上で音楽があり芝居がありってな順番になっているように感じた。
ベルリン滞在も何度目かになるけど最初はこういうところに目がいかなかったなあ。そして楽しめなかった。作品の出来が気になって気になって。「お前らなんでこういう出来の悪いものを観に来てんの?」って怒ってたし。そういうところとは別のところに「人が集まる」ってのもあるんだなと思えるようになってきた。
もちろんアート本道のエスタブリッシュな作品を高めあう場というものも厳然と存在するのですが、ベルリンの「らしさ」ってこういうアホな集まりに実はあるような気がするね。