折り返し
クリエーションも2週間経ち、あと半分となった。来週からは劇場で稽古が出来る。スタッフもべったりついてもらっている。創作環境としては申し分無さ過ぎて逆に怖い。この状況で「出来ない」という言い訳はきかないからだ。肝心の出演者も素直なメンバーばかりで単純に楽しい。稽古は決してゆるくないペースで進めているが、なんとかついてきてくれている。そんで、無理かな〜と思うシーンでも、何日かたつと不思議とこなれてるのな。いつの間にって感じで。
あのこういうのよく小麦粉に例えるんだけど、小麦粉って練る時最初は全然まとまんなくてボソボソだけど、いつの間にか、ホントにいつの間にかきれいにつるつるにまとまっていくのよ。アノ瞬間と言うか、物事の臨界点というか、そいういうのって稽古にも共通していて段階を追ってうまくなるとかではないんだよな。ずーっとやっていて最初は全然うまく行かなくて上達の兆しも見えないんだけど、いつの間にか気付くと出来ているって感じなのよ。昨日お試しもあっていくつかのピースを宣伝も兼ねて野外パフォーマンスでやったんだけど、そんなことを改めて感じた。
見えないものに向かう時、こういう感覚や記憶が前に進む助けになる。