可児市

とあるプロジェクトに関わることになった。
岐阜県可児市の文化センターで行われている多文化共生というプロジェクト。で、顔合わせというかWSに向かう。会場の可児市文化創造センターはとてもロケーションのいい文化施設で緩やかな芝生の庭を建物が囲んでいる。
ロビーの様子。

こちらは稽古場ね。天井が広くて気持ちいい。

可児市在日ブラジル人を始めとした外国人が多く、そういった人たちとどのような社会を作っていくべきか、なんてことをテーマに5年前からこのプロジェクトは行われている。
映画「サウダーヂ」にも描かれていたように(映画はまあ、ズドンと来る内容でしたね)郊外における在日外国人は主に工場などの労働力として欠かせない存在になっているだけでなく、各国のコミュニティも生まれ始めているらしく。ここら辺の手触りは東京住まいだと逆に気づかないのだが、来て見て驚いた。そこここにブラジル人を始めとした外国人がいる。この施設も劇場というよりも文化センターの意味合いが強く、レストランなども併設されていて人々が寄り集まる場所として機能しているのだが、そんなところにもごくフツーに見かけるのよ。そうなのか〜、異文化との出会いって、むしろ逆に生活に近いところにあるんだなと印象深かったね。
WSは日本人と外国人が6:4くらいか。舞台の経験者はあまり居ないようだったが、このプロジェクトで公演をした人が何人かいて、比較的落ち着いた雰囲気だった。初回は様子見もあり互いの紹介っぽい内容で進める。
付け焼き刃で何冊か関係書籍にあたってからの現地入りだったがやはり現地を見て人に会うことが何よりも印象深かった。早速次の機会にブラジル人コミュニティを案内してもらうお願いをする。
劇場で思わぬ人に再会してびっくり。グローブ座で製作をやっていて水と油のときにお世話になった人がいたり、滋賀のWSで会った人が働いていたり。う〜ん、狭いんだか遠いんだか。