1週間ぶりの出社

今日は約1週間ぶりに出社。
仕事でいくつか溜まってきたものがあり、一応5月以降でと連絡済みではあるが、出社することに。前日に上司から出社許可をもらい10時に仕事場へ。メールは会社スマホでちょくちょくチェックしており、把握していた急ぎの数件に取り掛かる。海外からの荷物を検品し出荷手続き。郵便局に電話するとゆうパックの集荷受付は前日予約となっているらしく。翌日集荷の予約を取る。電話はもほぼ鳴らず静かな室内。
午後は打ち合わせで外に。オープンカフェで打ち合わせ。そのまま直帰。
やはり人の出は少なくなっているが8割減ではない様子。まあ通常通りの会社もまだあるだろうし、雰囲気だけの自粛といった感は否めず。

コロナ外出自粛6日目

1日雨。
押入れの奥から漫画を引っ張り出し読む。「鈴木先生」や「斬殺半島赤目村」など武富健治作品多し。Facebookで回ってきた「コロナ支援・訳あり商品情報グループ」という、販売予定だった主に生鮮食品を特価で緊急販売するページで見つけた干物を購入する。魚は焼き魚よりも干物が好きでよく食べているがこんなことでも協力できればとサバ10枚を。
ネットのニュースも見ているがなかなかに進まない給付や休業補償のやり取りの体たらくにうんざりしつつも、声を上げていかんとと再認識。そんな中やっと決まった一律10万円に「手をあげたら」などとアホな水を差していた、麻生副大臣財務大臣が一律給付へと舵を切ったらしく。
times.abema.tv
「状況が変わった。ウイルスとの戦いを乗り切るため国民との一体感が大切という理解」だとさ。今更かよ!と突っ込みたくもなるが、彼にようやっと国民の声が届き、変化を促したという意味では大変に価値ある瞬間なのではないだろうか。同時にいち早く給付を!という思いも強く。ネットやSNSで休業や閉店のお知らせがバラバラと出てきている。一律給付の次は休業補償である。粗利保証の他にも家賃光熱費や法人税地方税などやれることはまだいくらでもある。昨年知ったMMT理論に基づけば日本は独自の通貨を発行できる切り札を持っているわけで、ここで使わないでどうする。頼むから目覚めてくれよ、政治。

コロナ外出自粛5日目

二転三転する給付金界隈。
麻生太郎副総理件財務大臣が「今回は手をあげた方に1人10万円ということになる」と発言。全く趣旨を理解していない発言にこちらが理解に苦しむ。事務手続きをできるだけ簡略化するための一律支給ということじゃなかったっけ?手続き増やしてどうする。こういう「自分がやった感」を残したい上司ってどこにでもいるけど、犬のおしっこと同様マーキングでしかないし、老害そのもの。あんたみたいな人が日本の発展を阻害してんだよと。悪口をウィットに包む体力ももはやなく。
朝ラン。その後近くの公園を散歩。午後買い物に出ると商店街が大混雑。うわあ。買い物を取りやめ家に戻る。これだと全然意味ないわね。夜Amazonプライム。「サーミの血」前から見たかったやつを人からおすすめ もあり。とても強い映画。以前見た「裸足の季節」とも共通するが、生まれ育った環境をなんとか抜け出して自分の人生を掴み取っていくテーマで、それは伝統的な風習や封建的な環境からの脱出でもあり。主役の女の子の眼差しがとても印象的で、寄り添うカメラも空気と心情を静かに切り取る。今年のベストテン入りは確定。

コロナ外出自粛3日目

昨日の報道で緊急事態宣言に伴う給付金について「一律10万円」の報道が出る。
公明党が掛け合ったらしいと。様々の記事を見るとどうやら今まで決まっていた「一世帯30万円」を変更して一律10万円とするらしく。給付制限が厳しく実質的な対象者が大変に限られるのでは、と心配されていた案を経てようやっと現実的なところに落ち着いたのかなと。しかし遅い。これがせめて一月早ければと。もうここまで様々な人たちが仕事を継続せざるを得ない状況まで行ってしまうと、一世帯30万円はそのままでその上一律10万円を支給するか、一律10万円を数ヶ月連続的に支給するとかしないと間に合わないと思う。が、しかし。まずはここまで来たことに驚きもあり。今ほど政治と生活が直結して、そして国民の声が政治を動かしている瞬間は滅多にないと思われる。僕は普段から政治的な発言をよくする方だと思うが、全くそういうことをネットで発言しなかった多くの人が書き込んだり政府や与党にメールを出したりしたのだと思う。多くの批判が政治を動かしたいい例だと思うが、まさにそれを言ってくれている動画がすぐにネットにアップされていた。
www.youtube.com
大変にユニークかつユーモラスな語り口は多くの人々に政治への興味や関心を集める原動力の一つとなっている。相手を追い詰めすぎずに広く語りかけるそのスタイルは学ぶべきところ多し。「犬を撫でながら、国民の感情を逆撫でする、という離れ業」なんてウィットに飛んだ皮肉など、さすが芸人。すぐに「あいつアホか!」などど口走ってしまう自分を省みつつ、和む沖縄の海の映像と彼の名調子に魅入り聞き入り。
不要不朽の外出を避けている現在だが、果たして不要不急となんぞやと今一度調べると、「重要ではなく、急ぎでもないこと 」とある。なるほど。重要かつ急ぎであると判断し、午後に自転車で知り合いのカフェに行く。車は減っている気もするが、街にはそこそこ人が出ている中、ノー3密を守りつつ。えっちらおっちら自転車での散歩は気分転換にもちょうどいい。件のカフェはなんとか営業を続けており、テラス席でソーシャルディスタンス約2mを守りつつ店主と雑談。空は高く、静かで、世界的なパニックが起きているとは思えない春の午後。
夜は大阪のマユコとじょんとスカイプ飲みに挑戦。自粛生活で流行っているみたいで、知り合いもやっているなんて聞いてじゃあうちらもやってみんべえと。テーブルにPCを置きスカイプをつけてエア乾杯からの飲み会はとても楽しかった。いつもは東京と大阪で会う機会がないこともあり、そしてこんな状況を気兼ねなく愚痴り合う飲み会はそりゃあ盛り上がる。互いのつまみや酒を見せ合い、休業の実態を語り合い、これから出来ること、やるべきことに思いを馳せる。こんな時期だからこその不思議な感じもまた、コロナの日々の1ページ。
f:id:junjunscience:20200417204827j:plain

コロナ外出自粛2日目

朝のNHKラジオ(FM)はあくまでも爽やかで現実との乖離を感じるテンション。この後に及んでスポーツのコーナーいるか?緊急事態という緊張感が1ミリも感じられない。日記がわりのブログを書きランニング。積読で置いてあった本を片付ける。
「革命とサブカル安彦良和(言視舎:2200円+税)
www.amazon.co.jp
ガンダムのキャラクターデザイン(アムロとかシャアを描いた人)で名前を知られている彼が実は全共闘世代でバリバリの活動家だったことは全く知らなかった。平野啓一郎twitterで知り購入。以前安彦氏のインタビューをどこかで読んだときは、アニメ業界でのルサンチマンがたまっている人だなあという印象だった。自分は敗者であるという意識のとても強い人。だもんで言葉のはしはしに嫌味やenvyを感じてしまい、個人的には印象があまり良くなかった。そんな彼が実は活動家だったなんてちょっと驚き。
弘前大学全共闘で活動した彼が、安田講堂に立て篭もった同期の友人や当時の活動家との対談した内容が前半で、後半はあの時代と今を繋ぐ彼の論考。この論考が大変興味深かった。乱暴にまとめると、彼は連合赤軍浅間山荘事件が運動のピークだと認識していて、そこからガラッと運動時代が衰退していったと。そしてカウンター的な政治運動はそのまま盛り上がることなく今に至っているがその間を繋ぐのがサブカルではないかという趣旨。そして彼の天皇論にまで至る。一つの時代を生きてきた、そしてアニメ業界のど真ん中を文字通り生き抜いてきた彼の変遷というか、現場で何を考えてきたかというなかなかに読ませる内容。彼の屈折した語り口が、自分は日の当たる人間ではないという謙虚な人柄から来ているのかもと思わせると同時に、見えないところで深く思考を続けている人がいるんだなと。当時の様子はもちろん僕も知らないし前後関係がよくわからないことも多いのだが、山本直樹「レッド」で取材に来た話とか、成田闘争(若い人は知らないかもなあ)で管制塔に突入した学生の話とか歴史の証人なエピソードもいろいろ。
翻って、緊急事態宣言が出ている今は、政治がかなり生活に影響している臨界点でもあるわけで。そして政治が国民の声によって動いている瞬間でもあって。この緊急事態宣言に伴う自粛要請へ給付が出るでないというところから曲がりなりにも30万円給付とかっていう話なってきたわけで。最初は和牛商品券だったんだから。サイレントマジョリティだった声がネットやSNSでかなり出始めているし、自民党は2009年に野党に下野して以来ネットリサーチやビッグデータを詳細に検証しているから、そういった声ももちろん汲み取ってる結果このような動きが出ていると思う。そういう意味では大変に貴重な機会を生きているとも言えるわけで、きっちり見届けておきたい。

コロナ・外出自粛1日目

本日より外出自粛。
昨日の夜に来ていたメールを会社スマホで返す。先方もう急ぎで発送手続きをとってくれたようで、金曜には到着するとのこと。週明けに一度出社するかも。午前中にランニング。この朝ちょっと遅いくらいの時間にランニングはベルリン以来だなあ。4月分で予約してある稽古場で一応まだ使える施設があるにはあるのだが、消毒とかしてしてるかわからんしどうしようかな。天気がいいから表に出たくなるが、我慢。ネットで映画もちょっと見飽きたので本を。何冊か積んであるやつを順番に。夕方に日用品その他を買い出し。スーパーでは順番待ちの床に間隔を開けるためのマーキング。レジには透明のカバー。お金の受け渡しも抵抗があるだろうから極力カードで決済する。マスクは会社から少し支給されてそれを使っているが、あと一月はもたないだろう。外出時は布マスクをつけよう。