「ダンス と ごはん」〜初日
朝11時に集合して仕込み。照明音響もそうだが、一番の大仕事は舞台奥の幕を張ること。正面が大きなガラス窓になっていてその全面を幕で覆うのだが、レールやバトンもないため、ふすまに引っ掛けるというちょっとトリッキーな手法で。
みんなでやるのが割と楽しいのでスタッフを交えて仕込むのが恒例になっている。仕込みが終わるとそれぞれのネタ見せ。このネタ見せの瞬間が出演者としては地味に盛り上がる瞬間で、今年はこんなの作ってきたのか〜とか、へえ、こんなの作るんだ〜とか他の人の作品を楽しみに見られるひと時。一通り見合った後に順番を決める。その後照明を軽く決めながら場当たりをしゲネプロ。ゲネプロが終わる頃にはケータリング班もやってきて、諸々の準備の時間となっており。そんなこんなで慌ただしく開場時間に。会場はほぼ満員の大入り。賑やかな中本番を終える。印象的だったのは京都のダンス関係者の多さ。今日の客席は何かのミーティングか?というくらいに関係者が多かった。ま、全員知り合いなんですけどね。久しぶりの顔も多く、終演後は話に花が咲く。今回ケータリングが面白くて、役者兼パフォーマーのネコ ザ ポンティさんによるおつまみが全て映画からネタをとったメニューになっているのね。題して「シネマ食堂」なんとも楽しいアイディアですが、そのテーマに選んだ映画もなかなかのマニアっぷりでね。紹介しますと、
『万引き家族』
『人生タクシー』
『シェイプ・オブ・ウォーター』
『ミツバチのささやき』
『ベルリン・天使の詩』
『君の鳥はうたえる』
となっておりました。イベントの空気を盛り上げてくれる素晴らしいいたずらに僕らもすっかり嬉しくなりました。
残念だったのはメニューが全て売り切れて出演者は一口も食べられなかったこと。お客さんが楽しんでくれたのならばよかったので明日狙って食べようということになりました。