本番

午前中町を散策。ワルシャワの旧市街は二次大戦でかなり破壊されたあと元通りに再築されたとのことで見に行く。「壁のひびひとつまで」復元された町並みは「やれば出来るじゃん」と不思議な感動を呼ぶ。しかしそれ以外の地域は東京と同じようなガラス張りのビルが建ち並ぶ。はあ。問題は地域ではなくガラス張りの建物なのかも。あれって全然美しくないんだなと。経済的なんだろうなってことしか見えてこない。結局貧乏臭いんだよね。ガラス張りの建物って。
午後2時からゲネプロ。20組も出るのと基本小ネタ中心の流れのため衣裳を着けない人も多く。しかし全体の雰囲気は垣間見え面白。あとマイムって基本コメディが多いし一本一本は短いので飽きることもなく。しかし日本のお笑いの多様な発展を知っているこちらからすると随分牧歌的。そもそも視覚のお笑い(サイトギャグともいう)ってもう一通り出尽くしてんのかもと。そうなると後はキャラクターなんだけど、それもねえ。映画やテレビで結構なものを見てるしねえ。ま、こう考えてしまうのは僕がネットやテレビなんつー添加物や刺激で一杯のジャンクフードでスレッカラシになってしまっているのもある。こんな牧歌的な雰囲気を楽しめるのはある種健康的な人間関係を日常的に培っている人でないと無理かも。なんて極東のガラパゴス人間は思うわけで。
どちらがいいのか?なんてナンセンスだよなとも。
本番は夜7時から。300席ほどの劇場は満員札止め。僕は一番目の出演。恐らく何をやるか不安半分期待半分だったんだろうね。さくっと出番を終え他の出演者の見物に回る。
作品はこれ。わかる人にはわかる懐かしいやつを久しぶりにお蔵出し。フェスのFacebookページより。

©kasia chmura-cegiełkowska
休憩はさみ2時間半の公演はやんやの盛況となった。カーテンコールも熱気でムンムン。座席数のわりには狭く感じる(いい意味で)劇場で一体感もありいい小屋だなと。


©kasia chmura-cegiełkowska
終演後に出演者たちとビールで乾杯。