Das Berliner Ensamble "GRETCHEN FAUST"

見に行く。実は初。4〜5年前に東京に来たときに『アルトロウィ〜』は見たのだが、いまいちピンと来ず。
今日の演目は『ファウスト』(クリックすると詳細ページ見られます。ようやっと使い方ワカッタ!)
マルティン・ヴィトゲの主演で、主劇場ではなく、ホワイエで行われた。会議室のような部屋で(ゴージャス!)大きなテーブルを取り囲むように客席が並べられている。その大きなテーブルで、まさに芝居が行われるのな。時には上に乗ったりね。
ほどなくしてさりげなくウィトゲ登場。鏡に向かい、アンディ・ウォーホルのようなカツラをつけるところから始まる。しょっぱなからオカマキャラ全開のウィトゲに圧倒されっぱなし。グダグダと手近のものに八つ当たりする(本をたたくとホコリがバフッと舞うのとか最高!)神経質なファウストで、ほぼ独り舞台。後半にグレートヒェンらしき設定のメイドたち10人ほどが登場。彼女たちはセリフを常に同時にしゃべり、歌い、一人のキャラクターを大群で演ずる趣向。もう一人、すげえ背の高い女性がたたずんでいる。多分「女性性」そのもののアイコンなのだろう。時には寄り添い時にはウィトゲを膝に抱え。
シンプルな美術ながらとても効果的な演出で、かっこいいだけでなく、まあ、ウィトゲ圧倒的でしたよ。