初日

いよいよ本番。
リハーサルは問題なく進み、初日の幕が明ける。
初日独特の空気&緊張感もいつものこと。
始まってしまえばあっという間で気付くとカーテンコール。
これもいつものこと。
終演後、来てくれた人と話す。
藤田さんと須賀君も来てくれた。須賀君には一度リハーサルでマイムの部分を見てもらったのだ。
今回の作品は僕の演技の部分が多く、それをチェックしてもらったのだが、やはり長く作業していただけあって僕の意図を一発で理解しつつ的確にアドバイスをしてくれた。
藤田さんも久しぶりだった。髪型が少し変わっていたなあ。
にしても、まろさんはすごい。音はもちろんのこと、オーラがあるとでもいうのか人の視線を集めるものを持っている。
耳と目で惹きつけてしまうのだ。アンサンブルもすばらしく、舞台上でじっと音を聞いている時間が結構あるのだが、
一度終わったときに観客と一緒に拍手をしてしまった。オレ演奏家っていう設定なのに!
でもこんなちかくであんな演奏を聞いたら拍手しちゃうね、もう。
そのあとまろさんを囲む会が劇場ロビーで催され、一緒に参加する。
立食のパーティで食べながら飲みながらという形式。ほっとしたのと、お腹がすいたのとで、安心しつつばくばく食べる。
この公演は表向きは一日だけなのだが、このあと二日間クローズドで、劇場の招待観客のために公演を行うのだ。
こういうのも初めて。さあ、あと二回がんばるぞ。