本番当日

お祈りのかいあって当日は快晴。よかったなあ。
本番のレポートはこちらでアップしましたので裏話等を。
本番は2回で午前の回と午後の回。ほんとはもう一回追加でやるかと話が出ていたのですが、11月の茅野は4時になると日が落ちて思うような景色が見られないだろうということで2回のままで行ないました。
音響は僕が出していたのですがツアーの群が広がるのでどこできっかけを出すかが難しかったですね。一番前のグループはそろそろ横断歩道につくので「止まって下さい」というナレーションを出すタイミングなのですが、そうすると後ろのグループは全然違うところでそのナレーションを聞くことになり上手く誘導される感じにならない。ナレーションの言葉の選定もかなり関係してくるし。次のときはここら辺が改良の余地有りだなあと。
ナレーションをラジオのDJ風に掛け合いで行なったのは上手くいった。これによってただ単に誘導されて街を歩くのではなく、音の時間も込みで流れを作れたし何より「突っ込み」としての役割が果たせたのね。各施設で行なわれたアトラクションを補足解説することもできたし。まさにオーディオガイドとして機能したのよ。普段ダンスの作品を作るときは解説なんて入れないよね。「ここはこういう意味を持っています」とか「こういう構造になっていますよ」なんてね。しかしそれに近いことを同時に出来るんだよね。分析したがり屋の僕としてはそこら辺が面白かった。これを舞台でやると単なるナレーションになってしまうのだろうけど今回はガイドそのものが主役でもあるので成立したってことでしょうね。
あとは本当に多くの人がプロジェクトに参加してくれて福祉の人たちのお祭りになった。温度差は色々あったろうけど当日参加した(観客ではなく)ボランティアの人たちの盛り上がりようがすごくて。こんなにノリノリなテンションになるとは予想していなかった。そんなノリも全体の雰囲気に大きく影響したと思う。
終わって劇場でジュースで打ち上げをし割と早い時間に家に戻ったのですが、いい余韻で不思議な感じでした。