ロングラン

今回の公演はツアーもさることながら東京ではロングラン公演というかなりのチャレンジングな企画となっている。これはダンス公演が主に週末に限られているということに対する苛立ちから始まった。
演劇と比べてダンスは観客が少なく公演回数を増やすことが難しいため、週末に限られることが多くなり従って観客も増えないという悪循環に陥っている。、、、とは聞こえがいいが、問題ははたして多くの観客に見せようと本気で思っているかどうかなのでは?と思い始めた。わかる人だけわかれば、なんてスノッブなスタンスはジャンルのひさしを高くするだけで一種の衰退だと思うし。
水と油では幸いなことに大規模なロングラン公演も実現したが、それが即ダンス全体の状況を変えることにならないのは痛いほど承知している。もちろん作品次第、内容次第だってことが大前提なのは言うまでもないが。しかし待っていては始まらない。そもそも見てもらう機会を増やさないことには面白いもなにもないでしょ。週末は時間ないって人も多いじゃんね。美容師さんなんて月曜とか火曜しか休めないし。
より多くの観客に作品を見てもらいたいし楽しんでもらいたいという思いから合言葉は間口を広く!で茨の道を突き進もうということになった。それ相応のリスクをしょってさ(笑)!いや、もちろん作品は面白いんだけどね(笑)。
ま、アゴラという先進的な考えを持った劇場のサポートがあって実現することができました。当日券も毎回基本的に出します(あ、ごめん、アフタートークの回は出せないかも)。


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http://www.monochromecircus.com/desk/tmresmail/index.cgi
090−9704−8648(制作 小鹿)
時間が空いたときにふらっとダンスを見に行くことができる世の中になりますように。