佳境へ

稽古はだんだんと最終局面へ。
まだ決まっていない部分もありつつ全容が見えて来る。割と厳し目のスケジュールながら(平日は夜のみだったので)ほぼ予定通りのペースで組みあがってきた。あとは細かい直しをひたすら。昨日は音楽の山中さんを交えああだこうだ。山中さんも超絶時間のない中(先週までシンガポールで新作のプレミアに関わっており)色々準備してきていただく。通しながら方向性を見て調整。幾つかいいアイディアも見えて「そやね」と頷く。照明の磯野さんも様子を見に来て下さって賑やかな稽古場となった。まだまだ仕上がりにほど遠いがどこまで上がるかな。やればやっただけ仕上がるタイプの作品というか、やることは山積みだが、僕の中で街角に見出す動きのエッセンスは抽出出来たと思う。ひとつ到達出来たかもと。昔から、通りや駅のホームで人の流れをおもしろがって見ていた20代の頃から「これを作品に出来ないかな?」とぼんやり考えていたけど、皆目やり方が思いつかずつかず離れずのテーマだったんだよね。今の気分とスキルでようやく形に出来たと思う。そして、これまぎれもなくダンスだなと。
青い鳥はここにいたのか。