コロナ外出自粛33日目but出勤5th day

先週末の金曜日15日に検察庁法改正案審議の一つのピークが。
Twitterのデモは最終的に500万人とか900万人とかがつぶやいたほどの盛り上がりを見せつつも、与党は午後にでも強行採決をするのではないかと多くの人が見守るなか、youtube国会中継をライブで見る。みたのはもう審議が終わりそうな4時近くから見ていたが、映像の奥から何やら声が聞こえる。
国会中継検察庁法改正案、森雅子法務相が出席し審議 採決は先送り(2020年5月15日)※動画は1:35:24より。後ろで聞こえる声に注目。
youtu.be
声はおそらく国会前で行われていたであろうデモの声。普段はおそらくこのような声がそうそう聞こえるはずはないのだが、国民の怒りが聞こえてくるようで何やら象徴的な瞬間だった。後ほどこの声がなぜ国会の審議の場で聞こえたのかと解説しており、曰く「普段は窓を閉めているため外部の声が聞こえることはないのだが、このコロナ禍で寒気のため委員会の部屋の窓を開けていた。それで外部のデモの声が聞こえる事態となった」とのこと。まさに僥倖だが、歴史的な瞬間とは得手してそういった偶然が重なって決定的な時間を作ったりする。結果15日は決議せず、月曜へ審議先送りとなった。
で、あけての今日18日は、読売の一面で「検察庁法改正案、見送り検討」の文字が踊っていた。
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※リンク先に新聞一面の画像あり。
これは多分に観測気球的な側面があり、強行採決はまだ可能性が消えていないだろうと思い事態を見守りつつ、出勤。夕方の定例会見および首相ぶら下がり会見で本国会での成立を断念し審議を先送りすることを告げた。
これはある種日本の政治の重要な瞬間かもしれない。これだけコロナ対策がゴテゴテとなりそれでなくても不満が溜まっているところへ、不要不急の改正案がスッと提出されたわけで。Twitterによる普段は政治的なコメントをしない芸能人も多く声を上げたようでそれもこの動きの一助を担っているだろう。思えばコロナで日本が緊急事態宣言を発した前後から政治は注目の的となり紆余曲折しながらも、国民の声が響き渡り、その声を内閣も無視できない状況が続いてきたからこその今回の法案見送りまで至ったとも言え。まだ予断は許さないし、現在でも補償のないまま困窮している人は日々増えているわけで、引き続き事態の推移を見守っていく。