茅野のCMつくっちゃおう!〜制作意図とカメラマン探し編

CMを作るにしてもただ踊っているのを撮るだけではまとまりがないなあと打ち合わせをするうちに、企画全体のプロデューサーというかファシリテイターの柏木陽さんが「消えゆく町の風景を記録する」という視点を提案してくださった。曰く「茅野の町も開発が進み昔ながらの風景がことごとく変化している。そんな風景をCMの背景として収めておけば、後で見返すと意外な町の記録になるかも」と。それはいいアイディアですねと盛り上がり、企画の意図がクリアになっていった。思えばわずか2年前にやった町歩き型パフォーマンス「パノラマチノラマ」で歩いたコースや見学した場所にまったく違う建物が建ち、道が開けてしまっている。先日車で案内してもらったときにびっくりした。こんなにも一気に風景って変わるんだと。
そもそも映像の専門家でもない僕がCMを撮るというアイディアを進めるにあたって何か動機や理由がいると思ってんたんだけど、「場所の記憶を残していく」という視点とフラッシュモブというアイディアがCMが繋がっていった。踊る背景に町が映り、シャボン玉が通りを飛んでいく様子が撮れればすばらしい町の記録になる。これでいける。枠は見えた〜!
しかしながらCMといいつつも肝心のカメラマンがまだ決まっていなかった。そもそもは連続WSサイズの企画である。もとより映像に回す予算もない。一応CMということで撮影者への謝礼も新たに出していただけることにはなったが、9月に詳細が決まって10月に動き出す中でのカメラマン探しである。茅野でもずいぶん探してもらっていたが秋の行楽シーズンの土日を連続で押さえられて、現場に強く、編集もやってもらえそうなカメラマンを10月になってから探そうってそれは無理だよね。最悪自分が撮るのかなあ?俺素人だけどなあとメチャクチャ不安に思いながらも先日アゴラで公演をやった感想のツイッターの中に映像を製作している人を見つけた。出演ダンサーの知り合いかと思って聞いたんだけど知らない人らしかった。時間も無理だとは思ったのだけど、公演を見に来てくれているということでもしかしたらとダメ元でメールしてみたのね。で、会ってみたらCMの現場にも慣れていておまけにドキュメンタリー映像も経験があってと、この企画にうってつけの人だった。以前は演劇をやっていたとのことで、なんだ同業だったんですか!と意気投合。あとはスケジュールと予算で、恐る恐るお伺いを立てると「日程も全部は無理ですが何とかいけます。楽しそうな企画だし、お引き受けします!」と快諾いただいた!
ををを!一気に話が進んだぞお。
続く〜次回は音楽編です!
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茅野市民館主催事業「ごっこ遊びをご一緒に」より「茅野のCMつくっちゃおう!」