Note 本番

ご来場いただきありがとうございました。

以下駆け足で当日リポート。
朝から会場に入るが自転車で5分の会場って初めてで新鮮。仕込みもほとんどなく音響をセットし照明を調整して早速場当たりを。といっても小さな会場で事前に原寸で稽古していたためほぼ問題なく。写真家の方に撮影してもらい通し。その後フォトコール。夕方の公演のためあっという間に時間に。お客様が三々五々集まってきていい雰囲気になって来る。麻世が受付をして僕が入り口で挨拶していると「え、出迎えてんの?」と驚かれる。ま、普通本番前のダンサーがチケットもぎるっておかしいんだろうな。しかし自分らで(イベントを)回せるってことを実践したいという思いもあって「手伝おうか」と言ってくれる人もいたのだがあえてこうした。
ドリンクチケットを一人につき2枚用意したのも評判でみんな「ならきっちり飲もうか」なんて空気になり思ったより早く観客の空気がほぐれてくれた。
肝心の本番は手応えを感じつつ終了。暖かい拍手に感謝。終わって階下のカフェでそのまま話に花が咲く。話の輪は人を巻き込んで大きくなる。今見たダンスから始まって映画の話になり最近見た舞台の話になり。
いやあ。これがやりたかったんだよね。ベルリンだと普通なのに何故日本だと難しいんだろうと思ってたんだけど日本でもこういう空気作れるじゃん!と。
思えばみんな見終わった後に居酒屋に行ってやってるんだろうね。けどせっかく公演を観に来ているんだからその場で話せば余韻ももっと味わえるだろうし、何より人が出会う場所になっているんだよね。互いの知り合いを紹介し仕事や興味の話に入っていく。正直、自分の作品はその窓口でいいやって思うくらい。
時間になりお開きとなったが何人かは帰る気配を見せず名残惜しそうにしているので「2次会行きます?」と聞くと「行く行く!」と声が上がる。急いで片付けをして駅前で待ち合わせ。結果12、3人でそのまま居酒屋になだれ込みました。
ハッピーな公演になってよかった。