鋭意製作中
本格的に作る作業に。
クラス形式とはいえリハーサルなのでそろそろ本腰を入れないと間に合わないぞとクラスではがっつりクリエイションにはいっている。僕の受け持ちはだいたいお昼からが多いのだけど朝のクラスで一通りウォームアップは済んでいるだろうから、ひたすら「作るんじゃあ!」とみんなのケツをたたく。
幾つかのテーマやタスクを渡してそれでグループごとに発展させてもらいまとめていく方法をとっているが、何せ初心者が半数以上のためグループワークも牛歩の歩み。そりゃそうだよなあ。
ここが我慢のしどころなのでぐっとこらえて芽が出るのを待って出たところでアドバイスを。ま、大きな枠もあってないようなものなので、みんなも一体どこに向かうんじゃ?と思いつつの作業で申し訳ないがそれも含めてクリエイションだろうとコッチも割り切った態度を取ることが肝要。作業の中で方向を汲み取っていくことも現場では当たり前。そんなに丁寧に教えてもらえると思ったら大間違いじゃ。結局創作ってケーススタディでしか教えられなくてね。分析とケーススタディをやりつつ案配を渡していくのだがそれもあくまで「その人が考える作品とは」ってな話でさ。だって、「こうです」ってのはその人自身しかいえないしそれを人に教わってもねえ。ま、僕個人としてはっていう大前提で進めていて、なおかつそれぞれのあり方は最大限許容するような方向でまとめていくつもりですが。
そしてさっそくその創作にも個人差がかなり出始めて。
カンのいい人が何人かいてそいつらが作る素材が軒並み面白くはっきりと差が出てくる。これはもう向き不向きとかフィーリングとしかいいようがないのですが、それはもうはっきり。ただそのことと継続ってのはまた別で、ここからどのようにそれぞれが羽ばたいていくのかはさっぱりわからん。
自分の通ってきた道を振返ってもそうでね。凄かった人がいなくなってたり、意外な人が生き残っていたり。それぞれが今回の機会をどのように捉えているかは作業中には見えなかったりするし。だもんで必要以上に「ジャッジ」しないように気をつけている。
まあ今のところはそんなに難しい話にはなってなくて、一から手取り足取り教えてますけど。
これはクラスの一コマ。一瞬だけね。