Phantasma & Politics

チェルフィッチュがベルリンに来ている
初日を観に行って(感想はまたのちほど)次の日に演出の岡田さんと美術家の高嶺さんと音楽家大友良英さんとの鼎談があり聞きにいく。大友さんてあの「あまちゃん」の作曲家だ!なぜに?と思ったら同じ劇場でライブがありその流れらしく。
Phantasma & Politics
鼎談のテーマは「政治と幻想」という内容。どんな話なんだろうと思っていたら司会者からの最初の質問は「震災と福島の原発について」だった。そこから三者三様の思いを語っていく。
しかし鼎談とはいいつつも司会者の質問に三人が順番に答え、それを通訳するだけで結構時間がかかる。イヤフォンを渡され同時通訳かなあと思っていたため、そのギャップに戸惑う。アーティスト同士の対話は一向になされず。それもストレスがたまるなあ。主催者の思惑としては「アートと政治」とか「アートの政治性」なんてテーマに踏み込みたかったのだろうけど、アートの認識そのものが日本とドイツでは違うので前提から食い違っているような気も。
後半に質疑応答に入るも「それ質問じゃなくて相談じゃ?」ってなアホな発言や、逆に真っ当な質問に対してアーティスト側の返答が脇道に入ったりと(その脇道の入り方は日本ではともすると誠実と思えるものでもあり、でも見ている側からすると「そんなことは聞いてないし」ってな感じも受け、、、)、なんだかストレスのかかるトークだった。
しかしそんなことも含めての日本とドイツのギャップやお三方の仕事の紹介をみられたこと自体は大変に興味深く、特に大友さんの福島での活動や「僕は顔の見える人に対して働きかけていく」という発言は印象深かった。
ネットでライブ中継もしていたそうで、その様子が見られます。映像はこちら