スタッフ総見

稽古場でスタッフを含めた通し。ここでようやっと全員が初顔合わせ。
ようやっとココまで来た。長いようで短いリハーサル期間を経て姿を現した作品を前にするともっともっとと直したい箇所が出てきて止まらない。だって見えてるんだもんそこに。
今回リハーサル期間は一月半といったところだが、自分としてはせめて2ヶ月は欲しい、出来れば3ヶ月。3ヶ月あったら作品にむけて身体の技術開発から出来るのに。少ない期間で作れることもあるだろう。カンパニーとして日々の稽古を積み重ねていたり、明快な方法論があったりする場合は。
その方法論を探すところからリハーサルを重ねるというやり方は言わずとも贅沢だとみなされることも。ココにも経済合理性はつきまとう。う〜ん、絵描きが絵を描くように作品を作りたいとずっと思っているのだが、それは集団の作業においては夢のまた夢。今回は比較的プレッシャーもなくじっくり出来たので、それもまたびっくりではあるのだが。それも自分の心持ちの変化故なのだろう。

撮影/野村律子