MEG STUART

Tanz im August鑑賞もラストになりました。
会場はRadial System。
舞台には白いカーペットが敷かれ、奥に鉄板で出来たようなユルくラウンドした壁がおかれている。下手にはドラムその他の楽器がせっとされている。どうやら生演奏らしい。
会場は満員。広島の玖島さんの分のチケットが取れなかったのだが、1時間前から並んでキャンセル待ちで何とか取れた。
ダンサー5人が舞台上に登場。ドラムのブースにも音楽家がスタンバイしている。ダンサーはしばらく無音でたたずんでいる。5分くらいかなあ?すると誰彼ともなく、ゆっくり手を挙げたり、首をひねったり、腕を振るわせたりしていく。そのまま動きが大きくなって移動し始める。音は微かに電子音のような音が鳴り始める。
基本的にはこんな感じがずーっと続いた。後半は音がだんだん大きくなり、ドラムをばかばか叩いて爆音の中流れは続く。入り口で耳栓を渡されたんだけど、こういう事かと。僕はしませんでしたけど、他の人は結構使っていた。爆音はほぼ舞台終了まで続いた。上演時間は1時間半を超えていたように思う。その間もダンサーはほとんど即興ではないかと思える動きで、いわゆる踊りと思える瞬間は一瞬もない。
そんな感じで終了。
これはどういう事なのでしょうかね?僕はさっぱり分らんかったよ。途中で帰る人が最も多かった作品だったし。一割弱の人は途中退席していました。終わって外のバーで知り合いとあって話をしたらみんな「う〜ん」と唸ってました。というより怒ってたかな?
メグスチュワートという人は結構なキャリアのある人で評価も高いのな。で、これじゃん?周りの友達もキャリアのあるダンサーがいたのだけれど、「何これ?」とブーブー言ってました。
こういった作品から作り手の何かを読み取らなければいけない、という事がダンス鑑賞ならば、「おれちょっといいです」って思ったよ。先に行くのは勝手だけど、こういう
斬新すぎてむしろ不味い
料理を客として食わされるのは勘弁、と。
オレ、とんかつ定食や居酒屋の煮込みで良いですわ。