崖っぷち

junjunscience2007-11-25

先週「踊りに行くぜ」で、鳥取に行った。東京から移住した劇団が小学校を利用して劇場にしており、そこでの公演だった。当日は満席で盛況だった。
帰る日に半日あいたのでどこかに行こうかなとロビーにあるガイドブックをめくる。砂丘に行きたかったがやはり半日では時間がないので劇場の中島さんおすすめの投入堂に行くことにする。崖っぷちのくぼみにお堂がはめ込んであるというかつくってあるというか、とにかく一度見ておくべきとすすめられた。
行ってみると霊山のような感じで山の上にあるという。入り口で入山届けを出す。靴もチェックされた。周りにはがちがちの登山者ルックの人もいる。どんなもんかなと、スタートすると、いきなり登山というより崖上り!木の根っこをつかんで這い上がるのよ。観光気分のおばちゃんとか早くも「ええ〜」と声を上げている。高尾山くらいかなあ、と思ったが全然キツい。そういえば昨日もおとといも滑落事故があって骨折者が出たらしい。基本的に命は自分で管理(笑)!日本の観光地ではなかなかないスタイル。その他にも岩を上るんだけど、くさりがついていて、それがないと上れないようなくらい急なところの上にお堂が建っていたり。訳が分かんない。途中には鐘もあるし。そんでしばらく行くとようやっと奥の院投入堂につく。
崖の中腹にお堂がはめこんである。
よく考えたな、こんなこと。
どうやってつくったのか想像する気も失せるくらいの崇高さでそこにある。
帰りも大変だったけどいってよかった。