稽古は踊る、されど進まず

今日もにしすがも。地道に。いくつかシーンは見えているが立上がっているとは言いがたい。しかし焦らず腐らず考えていく。考えるのにも方法がいる。その方法を試しつつ進めていく。僕は圧倒的に外側から作るタイプなので,自分を「使う」のは苦手なのだ。しかしなんとか外の視点と内側の状態をリンクさせて作品を作りたいと思っているので、作業に取り組んでいる。使いづらい絵筆って感じで何とももどかしいが仕方がない。取り替えるわけにもいかないので外側の自分を待たせつつ内側の絵筆としてはひたすら内面を探ってく作業をする。こういう違和感は必ず変化していくのでくさらずにやっていく、と自分をだましつつ進む。

作品について
今回の作品『サイエンス・フィクション』は去年札幌で作って今年の一月に横浜でやった『瞬きの音』の改訂発展版です。ちなみに「まばたきのおと」と読みます。(横浜では直前のアナウンスが「まばたきのとき」と間違えてコールされずっこけました。つっこむ暇もなく幕が開きました。気を取り直して始めました。)改訂発展版とは言いましても現在のところほぼ新作に近い形になるか、という状態です。なので、横浜や札幌で一度見たからいいや、なんて人もそんなこと言わず是非!